ブランディングテクノロジー---2020年3月期は増収減益。中長期的成長の最大化に集中していく経営方針へ

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2020年5月18日 20時09分

ブランディングテクノロジー<7067>は15日、2020年3月期(19年4月-20年3月)連結決算を発表した。売上高が前期比3.4%増の51.61億円、営業利益が同56.8%減の0.63億円、経常利益が同62.1%減の0.57億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.8%減の0.42億円となった。

ブランド事業の売上高は前期比2.7%減の14.70億円、セグメント利益は同11.6%減の2.86億円となった。第4四半期において、新型コロナウイルス感染症の影響により、打合せの中止等の案件獲得機会の減少や納期遅延が発生した。

デジタルマーケティング事業の売上高は前期比6.4%増の35.57億円、セグメント利益は同24.8%増の2.44億円となった。新規大口顧客の獲得や既存顧客の取引額が伸長したものの、第4四半期において、新型コロナウイルス感染症の影響により、取引先がインターネット広告の出稿を停止する等の事象が発生した。

オフショア関連事業の売上高は前期比4.2%減の1.33億円、セグメント利益は同82.4%増の0.12億円となった。グループ会社アザナのオウンドメディア構築を中心に販売してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、打合せの中止等の案件獲得機会の減少や納期遅延が発生したほか、大口顧客の売上債権に関する貸倒も発生した。

同社の主要事業領域である国内インターネット広告市場およびWebソリューション市場は、今後も拡大が見込まれるという。しかしながら、新型コロナウイルス感染対策の影響で経済活動が制限され、不確実性が増大している状況を踏まえ、同社では、経営方針を短期的利益ではなく中長期的成長の最大化に集中していくことを意識しているとした。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階で合理的に算定することが困難なことから未定だが、開示が可能になった時点で開示するとしている。

《SF》

提供:フィスコ

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