１９日の株式相場見通し＝大幅続伸、半導体関連などに買い戻し
１９日の東京株式市場は、日経平均が大幅高で３日続伸となる公算が大きい。前日の米国株市場ではＮＹダウが９００ドル強の上昇をみせるなど主要株指数が急伸しており、これを受けて日本株もリスク選好の動きが強まりそうだ。米国株市場ではバイオ製薬会社による新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待感が全体相場を押し上げた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数はほぼ３か月ぶりの高値圏に浮上、フィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ指数）も５％近い上昇をみせており、東京市場でも半導体関連への買い戻しなどをはじめ、広範囲に景気敏感株に物色の矛先が向かいそうだ。ＷＴＩ原油先物価格がここ急速に戻り足をみせ前日は１バレル＝３０ドル台を回復、これも市場心理にプラスに働く。日経平均はフシ目の２万５００円ラインを上回る展開が想定される。
１８日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比９１１ドル９５セント高の２万４５９７ドル３７セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は、同２２０．２６８ポイント高の９２３４．８２８だった。
日程面では、３月の鉱工業生産指数（確報値）など。海外では、米国で４月の米住宅着工件数、パウエルＦＲＢ議長の議会証言。また、５月の欧州経済研究センター（ＺＥＷ）の独景況感予測指数、豪中銀が金融政策会合の議事要旨を開示、インドネシア中銀による政策金利発表など。