本日注目すべき【好決算】銘柄 マーチャント、日曹達、東京計器 (19日大引け後 発表分)

注目
2020年5月20日 7時01分

19日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

マーチャント <3121> [東証2]  ★今期経常は4.6倍増益、1円増配へ

◆20年3月期の連結経常損益は1億0800万円の黒字(前の期は400万円の赤字)に浮上して着地。続く21年3月期の同利益は前期比4.6倍の5億円に急拡大する見通しとなった。今期は新型コロナウイルスの影響でホテル運営を展開するオペレーション事業が苦戦する一方、マーチャント・バンキング事業は大幅増収増益を見込む。引き続き高収益かつ短期間の回収案件への投資を積極化するほか、仮想通貨関連の手数料収入や空き家対策事業などに注力する。

併せて、今期の年間配当は前期比1円増の2円に大幅増配する方針とした。

日本曹達 <4041>   ★前期経常は16%増益で上振れ着地

◆20年3月期の連結経常利益は前の期比16.0%増の103億円に伸び、従来予想の83億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。工業薬品や機能材料の販売減少で主力の化学品事業は減収減益だったものの、プラント建設工事が増加した建設事業の収益拡大などで補った。持ち分法投資利益が大きく改善したことも利益を大きく押し上げた。

なお、21年3月期の業績と配当見通しは開示しなかった。

東京計器 <7721>   ★前期経常が上振れ着地・今期は2%増益へ

◆20年3月期の連結経常利益は前の期比24.4%減の20.1億円になったが、従来予想の17.1億円を上回って着地。続く21年3月期は前期比1.9%増の20.5億円に伸びる見通しとなった。今期は防衛・通信機器事業でレーダー装置大型案件の納入ピークが過ぎたことで減収を見込むものの、製品ミックスの変化による原価率の好転に加え、一層のコストダウン推進などで増益を確保する。

マキヤ <9890> [JQ]  ★非開示だった今期経常は35%増益へ

◆非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比34.9%増の13億円に拡大する見通しとなった。新型コロナウイルスの感染拡大による買いだめ需要などが継続し上期の収益が大きく伸びる。一方、下期は消費マインドの低下などを背景に減速を見込む。また、利益率の改善や作業改革による人的効率の向上、経費削減などを進め、採算改善を目指す。

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