株価指数先物【寄り前コメント】米国の反動安は想定内、売り一巡後の底堅さを見極める展開
大阪6月限ナイトセッション
日経225 20390 -140 (-0.68%)
TOPIX 1479.5 -11.0 (-0.73%)
CME先物 20385 -145
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
19日の米国市場は NYダウ、S&P500、 ナスダックの主要株価指数が下落。NYダウは小反落で始まった後、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による上院公聴会での発言などもあり、上昇に転じる場面もみられた。しかし、前日の上昇のけん引役だったモデルナに対し、医療関連ニュースサイトSTATは、「同社が新型コロナウイルス向けワクチン候補について一部の重要な情報を公表していない」と報じた。これを受けてモデルナが急落しており、引けにかけて市場全体に利益確定の流れが強まった。なお、モデルナはSTATに対し、追加のデータは後日開示されると説明している。
シカゴ先物は一時2万680円まで上昇する場面もみられたが2万355円まで失速し、清算値は2万385円。日経225先物のナイトセッションも同様に2万360円まで下落しており、2万390円で取引を終えている。この流れを受けて、ギャップダウンでのスタートになろう。そもそも、昨日のNYダウの大幅上昇に対する反動、ワクチン開発に伴う荒い値動きはある程度想定されていたこともあり、波乱の展開にはならないだろう。
テクニカル面では75日移動平均線が2万297円どころに位置している。この辺りが支持線として意識されやすいため、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうである。一目均衡表では雲を上放れてきており、着実にシグナルが好転してきている。また、下落局面では日銀のETF買い入れが需給面での下支えとして意識される。金額は減額となっているものの、買い入れタイミングを切り上げており、ショート筋の仕掛け的な商いも手掛けづらいところであろう。
経済活動再開に向けたトレンド形成、物色の広がりなどもみられてきている。また、手口面においても、わずかではあるが海外勢の買い越しの動きがみられてきている。相場全体の出来高が膨れてくるようであれば、押し目を拾う動きも徐々に下値を切り上げる方向に向かう可能性もあるだろう。下値の堅さは引き続き意識されやすいと見ておきたい。
株探ニュース