UACJが一時22%高、20年3月期営業利益は上振れて着地
UACJ<5741>は続急伸し、一時21.6%高の2115円に買われた。19日取引終了後に20年3月期連結決算を発表。営業利益は前の期比31.9%減の101億2600万円となったものの、従来予想の75億円から上振れて着地しており、これが好感されている。
売上高は同7.0%減の6151億5000万円(従来予想は6250億円)となった。国内販売数量の減少やアルミ地金価格が下落したことが響いた。ただ、販売構成の見直しやコスト削減の早期実現を図ったことや、棚卸評価関係が想定を上回ったことが利益の上振れにつながった。なお、21年3月期業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により現時点で合理的な業績予想の算定が困難であるとして未定にしている。