話題株ピックアップ【夕刊】(3):ホットリンク、サイオス、Jストリーム

注目
2020年5月21日 15時22分

■大日光 <6635>  675円  +100 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値

大日光・エンジニアリング<6635>がストップ高の675円に買われた。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「6月に部品製造受託のNCネットワークファクトリー(東京・台東)を子会社化する」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、NCネットは自動車メーカーなどからの受注について、取引のある2万社弱の企業の中から最適な事業者に製造を依頼し、納品するサービスを手掛けているとあり、子会社化による業容拡大が期待されたもよう。なお、この報道に関して大日光は「当社が発表したものではない。報道内容について検討を進めていることは事実で、きょうの取締役会で決議を予定している」とのコメントを発表している。

■ホットリンク <3680>  369円  +35 円 (+10.5%)  本日終値

ホットリンク<3680>が後場動意づき、一時13%超上昇した。同社はきょう、タレントが在宅で動画を自撮りする「完全リモート制作 タレント在宅動画制作パッケージ」の提供を開始すると発表しており、これが株価を刺激したようだ。このパッケージでは、タレント自らが在宅で撮影を実施することで、動画制作にかかるコストを抑えつつ、同社が得意とするSNSで話題化しやすいコンテンツ設計と広告配信により、その効果を最大限発揮することができるという。なお、前日には米子会社Effyisが、世界最大級の知識共有プラットフォームの米クオーラと独占的データパートナーシップを締結したことを明らかにしている。

■ケア21 <2373>  1,594円  +150 円 (+10.4%)  本日終値

ケア21<2373>が続急伸し、4カ月ぶりに年初来高値を更新。20日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(19年11月~20年4月)連結業績について、営業利益が1億3000万円から5億7000万円(前の期比59.2%増)へ、純利益が8000万円から3億5000万円(同54.2%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は165億円(同10.6%増)の従来予想に沿った形となったが、施設系事業所の稼働率が全体として想定よりも高く推移したことに加えて、在宅系事業所も新規利用者獲得のための施策効果が予想を上回り利益効率を押し上げた。また、業務関連システムの更新に伴い関連業務や関連費用の削減に注力したことも寄与した。

■PCIホールディングス <3918>  917円  +84 円 (+10.1%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

20日に発表した「Blue Planet-worksと資本業務提携」が買い材料。

サイバーセキュリティ製品を提供するBlue Planet-worksと資本業務提携。

■サイオス <3744>  755円  +61 円 (+8.8%)  本日終値

サイオス<3744>が急騰、朝方カイ気配スタートとなり、700円台半ばへと歩を進めた。システム構築及びメンテナンスなどを手掛けるシステムインテグレーターで、人工知能(AI)分野を積極的に開拓している。オープンシステム基盤事業が主力で、自社製品である「LifeKeeper」が収益に貢献している。米国ではAI計算用の高性能GPUを開発したエヌビディアが上場来高値圏で強調展開を続けており、東京市場でもAI関連株への物色人気が高まった。同社株は4月30日に好決算発表を受けて急動意、その後は目先筋の利益確定売りをこなし、600円台でもみ合っていたが、上値のフシとなっていた700円ラインを突破したことで、テクニカル的にも追い風が強まっている。

■技研ホールディングス <1443>  351円  +20 円 (+6.0%)  本日終値

技研ホールディングス<1443>が続急伸。20日取引終了後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の8億2000万円(前の期比8.8%増)から12億500万円(同59.8%増)に上方修正すると発表しており、これを好感する買いが入った。自然災害の復旧工事予算の執行に伴う受注が堅調だったほか、大型案件の施工が順調に進んだ。また、好採算案件に絞った選択受注が奏功したことに加え、社内活性化委員会を軸とした情報共有や変動費削減の意識向上も利益改善につながったとしている。

■Jストリーム <4308>  1,904円  +56 円 (+3.0%)  本日終値

Jストリーム<4308>は大幅続伸。20日取引終了後、ワンストップオンライン配信パッケージ「イベキャス」が大阪府の「無観客ライブ」配信のサポート事業者として登録されたと発表しており、これを好感した買いが入った。大阪府は、新型コロナウイルスの感染症対策のため営業を休止している府内の劇場・演芸場やライブハウスなどの民間施設をはじめとした公演主催者や演芸人などが社会的な役割が継続できるよう、無観客ライブの配信事業の立ち上げ支援を開始した。Jストリームは「イベキャス」を通じて、同事業を支援するという。

■エー・アンド・デイ <7745>  739円  +21 円 (+2.9%)  本日終値

エー・アンド・デイ<7745>が大幅続伸。20日取引終了後に発表した20年3月期の連結経常利益は前の期比27.9%増の34億3200万円で着地。従来予想の29億円を大きく上回り、13期ぶりに過去最高益を更新したことを好感する買いが向かった。計測・計量機器事業は子会社ホロン<7748>で半導体機器関連の販売が拡大したほか、米州向け計測・制御・シミュレーションシステム(DSPシステム)の好採算案件を獲得し増収増益を確保した。また、医療・健康機器事業では国内販売の落ち込みを、米国大口案件の出荷継続やカナダ向け血糖計などの好調な販売でカバー。経費削減効果も利益を押し上げた。なお、21年3月期の業績と配当見通しは開示しなかった。

■フリージア・マクロス <6343>  130円  +3 円 (+2.4%)  本日終値

フリージア・マクロス<6343>が大きくカイ気配で始まり、前日比16.5%高の148円まで上値を伸ばした。20日取引終了後に発表した連結決算で、20年3月期の経常利益は12億9000万円(前の期比33.7%増)と従来予想の9億円(同6.7%減)を上回り、減益予想から一転して増益で着地。これを好感する買いが入った。マンション竣工時期の遅れで売上高は計画を下回ったものの、固定費削減などに加え、持ち分法投資利益が想定より増加したことが利益を押し上げた。なお、21年3月期の業績見通しについては配当(0.5円)以外は開示しなかった。

■トレードワークス <3997>  821円  -104 円 (-11.2%)  本日終値

20日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。

トレードワークス <3997> [JQ] が5月20日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第1四半期(1-3月)の経常損益(非連結)は9200万円の赤字(前年同期はトントン)に転落した。

⇒⇒トレードワークスの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄

テラ <2191>  893円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値

エスティック <6161>  4,290円  +700 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

TDSE <7046>  3,100円  +500 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値

駅探 <3646>  521円  +80 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

杉村倉庫 <9307>  536円  +80 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

など、14銘柄

●ストップ安銘柄

Kudan <4425>  5,340円  -1,000 円 (-15.8%) ストップ安   本日終値

など、1銘柄

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