米4月中古住宅販売件数/景気先行指数は予想上回る、ドル堅調
全米不動産業者協会（NAR）が発表した4月中古住宅販売件数は前月比‐17.8％の433万戸と2011年9月来の低水準となった。ただ、予想422万戸は上回った。
同時刻にコンファレンスボードが発表した4月景気先行指数は前月比‐4.4％と、過去最低を記録した3月－7.4％から予想以上に改善した。
事前に、民間マークイットが発表した米5月製造業PMI速報値は39.8と、過去最低となった4月36.1から上昇したが予想40は下回った。5月サービス業PMI速報値は36.9と、過去最低となった4月26.7から予想以上に改善した。5月総合PMI速報値も36.4と、過去最低の4月27.0から上昇。
中古住宅販売件数や景気先行指数が予想を上回ったためドルは堅調に推移した。ドル・円は107円65銭から107円75銭へ強含み。ユーロ・ドルは朝方つけた高値1.1008ドルから1.0960ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・5月製造業PMI速報値：39.8（予想：40、4月：36.1）
・米・5月サービス業PMI速報値：36.9（予想：32.5、4月：26.7）
・米・5月総合PMI速報値：36.4（4月：27.0）
・米・4月中古住宅販売件数：433万戸（予想：422万戸、3月：527万戸）
・米・4月景気先行指数：前月比‐4.4％（予想：-5.4％、3月：－7.4％←-6.7％）
《KY》