<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2020年5月22日

市況
2020年5月22日 16時28分

今週の日経平均終値は20388円16銭、前週末比350円69銭高でした。

日経平均は早くも反発に転じ戻り高値を更新しています。企業の3月決算の数字を見ると今期は惨憺たるものですが、株価はおかまいなしに水準を切り上げています。過去最大の財政出動、未曾有の超金融緩和が支えているのは分かりますが、実態経済はそれでも補い切れないダメージを今後も含めて受けており、日経平均の2万円台を買う理由が現状ではなかなか見つけられません。感染拡大の第一波を乗り越えてここまで回復したことは良しとして、今後訪れるであろう第二波、第三波の存在を考えれば事態の長期化は避けられず、景気、企業業績の回復もおのずと遅れるか低水準のままとなることは容易に想像がつきます。景気、企業業績は下向きなのに、株価だけ上向きで行き続けることは不可能で、今の戻り相場もいずれは戻り天井形成ということになります。第一波を大きく超える波がこなければ3月安値を下回る下げはもうないでしょうが、上値に関しても2万1000円までがあってもせいぜいではないでしょうか。(ストック・データバンク 編集部)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.