株価指数先物【寄り前コメント】売り越し基調が続いている海外勢の需給変化を意識

市況
2020年5月28日 8時05分

大阪6月限ナイトセッション

日経225 21600 +110 (+0.51%)

TOPIX 1560.0 +7.5 (+0.48%)

CME先物 21640 +150

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

27日の米国市場は NYダウ ナスダック、S&P500など主要な株価指数が上昇。引き続き、経済活動の再開に伴い、楽観的な見方が高まっている。S&P業種別では全てのセクターが上昇しており、特に新型コロナの影響が大きかった銀行やアパレルなどが買われている。一方で、ハイテクセクターなどはまちまちの展開。

シカゴ先物清算値は大阪比150円高の2万1640円となり、高いところでは2万1720円まで上げ幅を広げている。日経225先物ナイトセッションは2万1720円まで上昇した後に、2万1400円まで下げる場面もみられたが、米国市場の引けにかけての強い値動きを受けて切り返しており、2万1600円で取引を終えた。

米国市場の上昇を受けて、買い優勢の展開になりそうだ。また、欧州委員会は約90兆円の景気刺激策を提案していると伝えられており、自動車や精密機器といった欧州比率の高い銘柄への買い戻しが期待されるところであろう。一方で、これまで強い値動きが続いていたハイテク株などへは利食いが出やすく、日経平均の上値を抑える可能性がある。

もっとも、足元の需給状況は良好である。後場に入り年金資金とみられる資金流入が観測されており、売り込みづらい状況である。また、手口面では大きな傾きはないものの、米国系の買い越しが225先物、TOPIX先物ともに目立ち始めており、売り越し基調が続いている海外勢の需給変化も意識されやすいだろう。

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