外為サマリー:1ドル107円50銭台で推移、米大統領が州兵動員を要請

通貨
2020年6月2日 10時31分

2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=107円57銭前後と前日の午後5時時点に比べ5銭程度のドル高・円安となっている。

1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=107円59銭前後と前週末に比べて20銭強のドル安・円高で取引を終えた。中国政府が国有企業に対して米国産農産品の輸入を停止するよう指示したとの一部報道を受け、米中対立の激化懸念から欧州市場で一時107円39銭まで軟化した流れを引き継いだ。NYダウの反発が下支えとなったが、白人警察官による黒人暴行死事件を巡る抗議デモが拡大していることもあってドル売り・円買いが優勢だった。

この日の東京市場では、午前8時10分過ぎに107円52銭をつける場面があった。トランプ米大統領が日本時間早朝に行った演説で、全米に拡大している抗議デモに対して「州知事に対して州兵を動員するよう求めた」などと述べたことが影響しているもよう。これを受けて時間外取引のNYダウ先物が軟調な動きとなっており、ドルの重荷となっているようだ。その後のドル円相場は持ち直しているものの、米中対立や全米デモに関する報道に関心が集まるなか上値は重い。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1132ドル前後と前週末の午後5時時点に比べ0.0010ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=119円75銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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