話題株ピックアップ【夕刊】(3):テリロジー、ウェルネット、メガチップス

注目
2020年6月10日 15時24分

■テリロジー <3356>  682円  +42 円 (+6.6%)  本日終値

テリロジー<3356>は急反発。9日の取引終了後、シーイーシー<9692>と自社開発の国産RPAツール「EzAvater(イージーアバター)」の販売代理店契約を締結したと発表しており、これが材料視されたようだ。今回の契約締結により、シーイーシーの業務自動化・効率化実績やノウハウ、関東以西の販売・サポート体制とのシナジーが期待できるという。

■ウェルネット <2428>  801円  +49 円 (+6.5%)  本日終値

ウェルネット<2428>が反発。10日の取引終了後、JR東日本<9020>が21年夏ごろにリリースする新生「えきねっと」に決済サービスを提供すると発表しており、これが好感された。「えきねっと」は、インターネットを利用して乗車券や特急券などの予約・購入を行うための年会費無料の会員サービス。今回リニューアルする新生「えきねっと」では、JR東日本エリアのきっぷの申し込みについて、既存のクレジットカード決済に加えて、ウェルネットが提供するコンビニエンスストアや金融機関(ATM、ネットバンキング)での支払い方法を追加するとしている。

■ケイアイスター不動産 <3465>  1,780円  +59 円 (+3.4%)  本日終値

ケイアイスター不動産<3465>は8日続伸。9日の取引終了後、主力の分譲住宅事業の月次動向を発表。5月契約金額が前年同月比32%増と2ケタ増となり、4月の同8%減から回復したことを好感された。住宅契約棟数が同33%増と前月の落ち込みから急回復していることが牽引した。新型コロナウイルスの感染症の流行で今期業績予想を未開示としているものの、足もとの状況を開示することに義務があるものとの判断に至ったとしている。

■GSIクレオス <8101>  1,233円  +40 円 (+3.4%)  本日終値

GSIクレオス<8101>は反発、一時12%超高に買われた。きょう午前、島田商事(大阪市)、明和グラビア(大阪府東大阪市)と業界初となる生分解性プラスチックを用いた衣類用接着シートを開発したと発表しており、これが好感された。同製品は、生分解性に優れた樹脂「Mater-Bi(マタビー)」を原料とする、溶剤を含まないメッシュの接着シートで、柔軟性に富み、接着性が高いことが特長という。今後、島田商事がアパレル用途を中心に普及を進め、また明和グラビアとともにアパレル用途以外のその他商材への展開も視野に入れながら、環境配慮型の商材を開発、提供する。GSIクレオスは、プラスチックごみ問題の解決に貢献すべく、さまざまな分野でマタビーの製品化を進めていくとしている。なお同製品は、デサント<8114>の環境配慮と快適性を両立した新ライン「RE:DESCENTE SEED」に使用されているとしている。

■アールエイジ <3248>  556円  +8 円 (+1.5%)  本日終値

アールエイジ<3248>は3日ぶりに反発。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(19年11月~20年4月)連結決算で、営業利益が3億4400万円(前年同期比12.5%減)となったが、2~4月期では12.9%増と2ケタ増益となったことが好感された。賃貸事業用マンション2棟(48室)ほかを販売し開発販売事業が伸長したほか、運営管理事業で都心部にフォーカスした賃貸物件の企画開発に注力し優良な保有物件を増加させたことが収益に貢献した。なお、20年10月期通期業績予想は、売上高35億8900万円(前期比2.6%増)、営業利益5億円(同11.1%減)、純利益2億8700万円(同14.5%減)の従来見通しを据え置いている。

■ベステラ <1433>  1,069円  -146 円 (-12.0%)  本日終値  東証1部 下落率3位

9日に決算を発表。「2-4月期(1Q)経常は88%減益で着地、21年1月期業績を未定に変更」が嫌気された。

ベステラ <1433> が6月9日大引け後(15:00)に決算を発表。21年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比87.7%減の1600万円に大きく落ち込んだ。

⇒⇒ベステラの詳しい業績推移表を見る

■フォーバルテレコム <9445>  365円  -42 円 (-10.3%)  本日終値

9日に決算を発表。「前期最終は赤字転落で着地・1-3月期(4Q)最終は赤字転落、今期業績は非開示」が嫌気された。

フォーバルテレコム <9445> [東証2] が6月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結最終損益は9.6億円の赤字(前の期は5.8億円の黒字)に転落した。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

⇒⇒フォーバルテレコムの詳しい業績推移表を見る

■シルバーライフ <9262>  2,249円  -149 円 (-6.2%)  本日終値  東証1部 下落率8位

シルバーライフ<9262>が急落。株価は一時、前日に比べ7%超安に売られた。同社は9日取引終了後、第3四半期(19年8月~20年4月)の連結業績を発表し、営業利益は前年同期比2.2%減の6億5600万円となったことを明らかにした。20年7月通期の同利益の予想9億9000万円に対する進捗率は66%と低く、業績の未達が警戒されている。市場では今期同利益は9億6000万円前後が見込まれており、アナリストからは「計画は達成困難というのがコンセンサス。下振れても特段サプライズはない」との見方も出ている。

■メガチップス <6875>  2,067円  +95 円 (+4.8%)  本日終値

10日に発表した「メガチップス、株式売出しの実施を発表」が買い材料視された。

株式売出しによる子会社株式の売却及び子会社の異動に関するお知らせ

⇒⇒メガチップスの会社開示情報を見る

■ロック・フィールド <2910>  1,313円  -50 円 (-3.7%)  本日終値

9日に決算を発表。「前期経常は76%減益も上振れ着地・2-4月期(4Q)経常は赤字転落、今期業績は非開示」が嫌気された。

ロック・フィールド <2910> が6月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年4月期の連結経常利益は前の期比76.0%減の5.9億円に大きく落ち込んだが、従来予想の4.7億円を上回って着地。なお、21年4月期の業績見通しは開示しなかった。

⇒⇒ロック・フィールドの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄

アライドHD <6835>  114円  +30 円 (+35.7%) ストップ高   本日終値

コックス <9876>  245円  +50 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値

小島鉄工所 <6112>  425円  +80 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値

ジーンテクノサイエンス <4584>  888円  +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

ヤマト・インダストリー <7886>  911円  +150 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値

など、22銘柄

●ストップ安銘柄

アクロディア <3823>  292円  -80 円 (-21.5%) ストップ安   本日終値

など、1銘柄

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