株価指数先物【引け後コメント】レバETFに絡んだ先物手当てが底堅さにつながる

市況
2020年6月10日 17時32分

大証6月限

日経225 23020 -90 (-0.38%)

TOPIX 1619.0 -10.5 (-0.64%)

日経225先物は、前日比90円安(-0.38%)の2万3020円で取引を終了。9日の米国市場ではNYダウが300ドルの下落となり、この流れを受けて利食い先行で始まった。しかし、日経225先物はシカゴ先物清算値にサヤ寄せする形から2万2890円で寄り付くと、その直後に付けた2万2880円を安値にじりじりと切り返す展開となった。米ハイテク株の一角がリバウンドをみせていたこともあり、指数寄与度の大きい東京エレクトロン <8035> などに買いが波及している。

前日のNT(日経平均÷TOPIX)の上昇に対する修正から、本日は日経平均優勢の展開となっている。後場は2万3100円を挟んでのこう着が続いていたが、引けにかけてはNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> [東証E]などレバETFに絡んだ先物需要が指数を押し上げる形となり、一時2万3180円まで上げ幅を広げている。現物の取引終了後は反動から利食いに押されており、2万3020円で取引を終えている。

手口では引き続きロールオーバー中心の商いであるが、ほぼ昨日でピークは通過しているようだ。SQ値を意識した流れから大きなトレンドは出したくないところでもあり、2万3000円を挟んでのこう着が続きそうである。

また、米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まっており、相場の変動要因となる可能性がある。足元では真空地帯を駆け上がってきたところであり、過熱を冷ます発言などによる短期筋の売り仕掛けの動きには注視。押し目狙いのスタンスになる。

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