11日の株式相場見通し=反落、NYダウ続落受け目先下値試す展開に
11日の東京株式市場は、売り優勢の展開で日経平均株価は反落しそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが続落となり、目先過熱感の意識される東京市場でも利益確定の動きが顕在化し下値を試しそうだ。FOMCでは2022年末までゼロ金利政策を維持する方針を示したが、これを受けて金融株が大幅に軟化してダウを押し下げた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は4日続伸し、終値で初めて1万の大台に乗せている。東京市場でも半導体関連やネット関連株などの下値では買いが入りやすく、全体相場を支えそうだ。日経平均は2万3000円大台を挟んでの攻防が予想される。
10日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比282ドル31セント安の2万6989ドル99セントと続落。ナスダック総合株価指数は、同66.593ポイント高の1万20.346だった。
日程面では、きょうは4~6月期法人企業景気予測調査、5月のオフィス空室率など。海外では、5月の米生産者物価指数、米30年国債の入札など。