伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (6月16日記)
日経平均株価は、昨晩のNYダウが上昇した流れを映して、本日の寄り付き値が上放れて始まる公算です。
昨日の安値2万1529円が押し目になって、新たな上昇の流れへ入っているなら、今後は2万1529円へ接近することなく、15日の陰線の範囲内で下値堅さを確認して上昇を開始する公算です。
3月25日以降の調整幅と同程度の調整になる地点は2万1267円です。
昨日の安値2万1529円は目前に迫る安値になります。そのため本日以降の価格が下げて、昨日の安値を下回る場合、一段安の後、押し目をつける展開になる可能性を考えておきたくなりますが、そうならない公算です。
目先、一段安を経過する場合、その下げは、5月15日の安値1万9832円を目指す可能性が大きくなります。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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