注目銘柄ダイジェスト(前場):ユーグレナ、ディーエムソリュ、パーク24など

市況
2020年6月16日 11時59分

伊藤園<2593>:6080円(+20円)

小幅反発。前日に20年4月期の決算を発表、営業利益は199億円で前期比12.6%減益だが、すでに下方修正を発表済み。一方、21年4月期は200億円で同0.3%増とほぼ横ばい見通し。コンセンサスは下回っているものの、増益見通しを示したことで安心感も生じているもよう。第1四半期はコロナのマイナス影響が残るとみているようだ。通期では、のれん償却の一巡により米国セグメントの増加を見込んでいる。

YKT<2693>:314円(+24円)

大幅に4日ぶり反発。上限30万株(0.87億円)の自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.52%。15日終値(290円)で16日朝方の立会外取引(ToSTNeT-3)で買付けを委託する。資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。前日までの続落で値頃感があることも買いを後押ししているようだ。

ユーグレナ<2931>:835円(+73円)

大幅反発。リバネスと、新型コロナウイルスの原因であるSARS-CoV-2に対する抗体を検査対象者が持っているかの有無を判別する検査系を共同開発していくと発表している。東京理科大学教授の技術指導のもと開発に着手し、サンプル203検体を用いた試験から、陽性者を判別できるレベルで抗体検査ができることを確認したとしている。今後の需要拡大が期待できるほか、バイオ分野への展開の一段の広がりを評価する流れにも。

エーバランス<3856>:722円( - )

ストップ高買い気配。グループ企業の日本光触媒センターが、新事業「光触媒ライフ」を展開するとともに、FCフランチャイズ加盟、代理店募集を合わせて開始すると発表している。「光触媒ライフ」は、光触媒の抗菌・抗ウイルス効果への社会的期待の高まりを受け、今後の量産化や販路拡大を見据えて立上げる「感染症対策」事業となる。光触媒を噴霧して抗菌、抗ウイルス、抗カビ、抗臭状態を生成させていくもの。

ディーエムソリュ<6549>:874円(+73円)

大幅に4日ぶり反発。5万株を上限に自社株を取得すると発表している。取得価額の上限は0.50億円。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.82%。取得期間は16日から12月23日まで。株主還元に加え、資本効率の向上を図るとともに経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行することが目的。同社株は10日に直近高値(925円)を付けた後は続落しており、押し目買いも入っているとみられる。

パーク24<4666>:1838円(-146円)

急落。前日に上半期の決算を発表、営業損益は12億円の赤字となった。11-1月期51億円の黒字に対して、2-4月期は63億円の赤字に。つれて、通期予想は従来の267億円の黒字から242億円の赤字に下方修正、新型コロナの影響によって、駐車場やカーシェアの利用が大幅に減少しているもよう。財務基盤安定化のため、今期配当計画も70円から無配としている。想定以上の大幅な業績悪化をマイナス視する動きに。

システム ディ<3804>:1355円(-13円)

一時大幅高。20年10月期第2四半期累計(19年11月-20年4月)の営業利益を前年同期比60.7%増の5.69億円と発表している。パッケージソフトの高品質化やストックビジネスの推進、機能的な組織運営などでコスト削減が進んだ。また、下期に予定していた複数案件を上期に納品売上できたことも利益を押し上げた。通期予想は前期比13.4%増の6.07億円で据え置いた。進捗率は93.7%に達している。なお、株価は朝高後、マイナスに転じている。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.