18日の株式相場見通し=円高など警戒し上値重い、中小型株物色の流れに
18日の東京株式市場は、戻り売りに押され上値の重い展開となりそうだ。日経平均は2万2000円台前半で売り物をこなす展開が想定される。前日の米国株市場ではNYダウが反落、ナスダック総合指数は続伸と高安まちまちの展開だった。米国では新型コロナウイルス感染第2波への警戒感が景気敏感株などの上値を押さえる形となっている。ここ上下にボラティリティの高まっていた東京市場でも強弱感が対立しやすい局面にある。外国為替市場では1ドル=107円を割り込む水準までドル安・円高が進んでいることで、主力輸出株などには買い手控え要因となる。中小型材料株を個別物色する動きが継続しそうだ。
17日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比170ドル37セント安の2万6119ドル61セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は、同14.655ポイント高の9910.532だった。
日程面では、きょうは5月の首都圏マンション販売、5年国債の入札など。また、東京都知事選の告示日。海外では中国全人代常務委員会(~20日)、英中銀の金融政策発表、6月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の米CB景気先行総合指数など。