日経平均は3日ぶり反発、ダウ先睨みながら後場堅調/相場概況

市況
2020年6月19日 15時44分

日経平均は3日ぶり反発。18日の米国市場ではNYダウが39ドル安と小幅に続落する一方、ナスダック総合指数は5日続伸と高安まちまちだった。ただ、国内で都道府県をまたぐ移動制限が全面解除となったことなどから、本日の日経平均は反発期待の買いが先行し160円高でスタート。寄り付き後は時間外取引でのNYダウ先物の動向睨みの展開となり、前場に一時マイナスへ転じたものの、後場には日銀による上場投資信託(ETF)買い観測も加わって22523.66円(前日比168.20円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比123.33円高の22478.79円となった。東証1部の売買高は15億5593万株、売買代金は2兆8398億円だった。引けにかけて英FTSEの株価指数に絡んだリバランス需要が発生した。業種別では、空運業、証券、精密機器が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、非鉄金属、海運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄数は1043、対して値下がり銘柄数は1033とほぼ拮抗した。

個別では、日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、ほかに任天堂<7974>などが堅調。新たに開示した今期業績見通しが市場予想を上回った東エレク<8035>は7%上昇し、一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたアドバンテス<6857>も2%超上昇するなど、半導体関連の一角で上げが目立った。中小型株ではDLE<3686>が急伸し、売買代金上位にランクイン。また、MSOL<7033>が東証1部上昇率トップとなり、一部事業の売却が報じられたペッパー<3053>や業績予想を上方修正した西松屋チェ<7545>はストップ高水準で取引を終えた。一方、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、レーザーテック<6920>、三井住友<8316>などのメガバンク株がさえない。東海理化<6995>は一部証券会社の目標株価引き下げを受けて売られ、アルファ<4719>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.