今日の為替市場ポイント:ウイルス感染再拡大への懸念残り、ドル買い抑制も

通貨
2020年6月23日 9時17分

22日のドル・円は、東京市場では106円76銭から107円01銭まで反発。欧米市場でドルは106円97銭まで買われた後に106円79銭まで下落し、106円91銭で取引終了。

本日23日のドル・円は、主に106円台後半で推移か。新型コロナウイルス感染の再拡大を警戒してリスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性がある。

22日発表された5月中古住宅販売件数は、年率換算で400万戸を下回る水準となったが、中間価格は前年同月比で上昇していたことから、市場関係者の間では「住宅市況は6月中に底入れする」との期待が広がっているようだ。雇用情勢が改善しつつあることは、中古住宅市場に対する有力な支援材料になるとみられており、中古住宅市況は6月以降、段階的に回復に向かう可能性が高いとみられる。ただ、現時点で新型コロナウイルスの感染再拡大に対する警戒感は消えていないため、複数の州における新規感染者数の動向には引き続き注意が必要となる。ドル・円については、107円台前半に顧客筋や短期筋のドル売り興味が残されており、上値の重い状態がしばらく続くとみられる。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.