30日の株式相場見通し=反発、米株高受け投資家心理が改善

市況
2020年6月30日 7時51分

30日の東京株式市場は、主力株をはじめ買い優勢の展開で日経平均は切り返しに転じる可能性が高い。前日の米国株市場ではNYダウが500ドル強の急反発をみせたことで、投資家心理の悪化に歯止めがかかった。5月の米仮契約住宅販売指数など経済指標が市場コンセンサスを大幅に上回る結果となったことが、米景気低迷への懸念を後退させている。東京市場でも前日に先物主導で大きく水準を切り下げた後だけに値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが活発化しそうだ。外国為替市場では1ドル=107円台半ばと円安水準でもみ合っていることもポジティブに働く。ただ、2万2000円台半ばでは売り圧力も意識され、前日の下げ幅を解消するほどの勢いはなさそうだ。なお、朝方取引開始前に5月の鉱工業生産指数速報値が発表されるが、これが全体相場に影響を与える可能性もある。

29日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比580ドル25セント高の2万5595ドル80セントと反発。ナスダック総合株価指数は、同116.934ポイント高の9874.153だった。

日程面では、きょうは5月の完全失業率、5月の有効求人倍率、5月の鉱工業生産指数速報値、5月の住宅着工、5月の建設機械出荷額、5月の自動車輸出など。マザーズにグッドパッチ<7351>が新規上場する。海外では、6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、中国非製造業PMI、4月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、6月の米消費者信頼感指数、6月の米シカゴ購買部協会景気指数など。パウエルFRB議長が米下院金融委員会で証言する。

出所:MINKABU PRESS

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