外為サマリー:1ドル107円70銭前後で推移、ゴトー日に伴うドル買い思惑も

通貨
2020年6月30日 10時30分

30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=107円70銭前後と前日の午後5時時点に比べ50銭程度のドル高・円安となっている。

29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=107円58銭前後と前週末に比べ30銭強のドル高・円安で終えた。予想を上回った米住宅関連指標を受けて、米景気に対する警戒感が後退。NYダウが反発したことが支援材料となるかたちで一時107円88銭まで上昇した。ただ、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることが心理的な重荷となり、買い一巡後はやや上値が重くなった。

東京市場に移ってからは朝方こそ107円50銭台で推移していたが、日経平均株価が反発して始まるとドル円相場はジリジリと下値を切り上げる展開。きょうは月末・期末のゴトー日(5のつく日と10のつく日)とあって国内輸入企業などのドル買い思惑も高まりやすく、午前9時50分過ぎには一時107円73銭をつけた。とはいえ、きょうは中国の6月製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される予定となっているほか、中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会で中国政府が香港で統制を強める「香港国家安全維持法案」を採決する見通しであることから一段の上値追いには慎重なムードも感じられる。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1238ドル前後と前日の午後5時時点に比べ0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=121円03銭前後と同50銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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