株価指数先物【昼のコメント】香港市場のほか、米中対立への警戒感が高まる可能性には注意

市況
2020年6月30日 12時07分

日経225先物は11時30分時点、前日比290円高の2万2340円(+1.31%)前後で推移している。米航空大手ボーイングをけん引役とした米国市場の上昇の流れを受けて、日経225先物はギャップスタートから始まり、寄り付きは2万2390円とシカゴ先物清算値(2万2335円)を上回って始まった。その後はこう着感が強まっていたが、中国政府による「香港国家安全維持法」案が可決したと伝わると、警戒視されていた香港市場が落ち着いた動きだったことで、いったんはアク抜けとなり、一時2万2420円まで上げ幅を広げる場面もみられた。

前引けの TOPIXは1.21%の上昇となっており、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えはないだろう。ただし、小幅ながらもグローベックスのNYダウ先物は40ドル高程度で推移しており、売り込みづらくさせよう。もっとも、月末に伴うリバランスが意識されやすく、方向感はつかみづらいところ。また、30日の米国では月末ドレッシングによる売りが続くとみられるが、一方でマイクロンテクノロジーの時間外での上昇を背景としたハイテク株高が意識されやすい。

短期的な売り仕掛けの動きが出てくる場面においては、ロングスタンスで押し目を狙いたいところであろう。なお、「香港国家安全維持法」可決に伴う香港市場のほか、米中対立への警戒感が高まる可能性があるため、TOPIX先物でのヘッジ売りも考えたい。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.