注目銘柄ダイジェスト(前場):前沢工、サンデンHD、ウェルビーなど

市況
2020年7月7日 12時08分

キャリアリンク<6070>:675円( - )

ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は5.3億円で前年同期比3倍と大幅増益になっている。上半期業績予想は従来の3.7億円から5.7億円、前年同期比62.6%増にまで上方修正している。BPO新規スポット案件の受注獲得などが業績上振れの背景となったようだ。新型コロナウイルス感染拡大によるマイナスの影響も懸念されていた中、想定外の大幅上方修正にインパクトも強まっているもよう。

前沢工<6489>:420円(+74円)

一時ストップ高。前日に20年5月期の業績予想を上方修正している。営業利益は従来予想の12.6億円から17.8億円に増額修正、受注残の着実な売上計上に加えて、原価低減やコスト低減なども進んだもよう。期末配当金も6円から8円に引き上げ、年間配当金は前期比2円増配の14円となる。第3四半期までは営業減益で推移していた中、一転しての通期2ケタ増益までの上方修正にはインパクト先行。

サンデンHD<6444>:320円(+56円)

一時ストップ高。主力行であるみずほ銀行と群馬銀行が、総額80億円規模の融資枠を設定する方針を決定したと報じられている。同社は急激な業績の悪化によって、6月30日付で事業再生ADRを申請している。今回の融資は、私的整理の手続き入りに伴う信用補完につながるとの見方に。また、主力行による同社支援に向けた足並みが確認されたことで、今後の金融機関との間での債権整理の合意に対する期待も高まる方向へ。

ソフトバンクG<9984>:6111円(+193円)

大幅続伸。19年4月高値を更新して、2000年3月以来の高値水準となっている。保有株式の上昇によるファンド運用益の拡大期待などが背景となっているようだ。先週上場したレモネードは連日で急伸、上場2日で公開価格の2.8倍の水準となっているほか、保有ウェイトの大きいアリババも前日に大幅高となって高値を更新している。

マクドナルド<2702>:5670円(-150円)

大幅に4日ぶり反落。6月の既存店売上高が前年同月比3.2%減になったと発表している。前月は15.2%増で、3カ月ぶりのマイナスとなった。客数は19.4%減(前月20.7%減)、客単価は20.1%増(同45.3%増)。全店ベースの売上高は2.8%減(同15.4%増)だった。緊急事態宣言解除で通勤や通学など生活パターンが日常に戻りつつあるほか、ソーシャルディスタンス確保のための店内客席削減や前年同月比で土日が2日少なかったことが響いた。

アオキスーパー<9977>:2752円(-35円)

朝高後マイナス転換。21年2月期第1四半期(20年3-5月)の営業利益を前年同期比277.2%増の12.64億円と発表している。小中学校等の休校や外出自粛要請で外食機会が減少したほか、テレワークの増加などで在宅時間が増加したことを受け、内食需要が高まった。店内の混雑緩和のため広告の配布・配信を自粛した結果、販売費が減少したことも利益を押し上げた。通期予想は非開示。

ウェルビー<6556>:1409円(+131円)

大幅に続伸。居室空間でのウイルス対策が期待できるダチョウ抗体配合噴霧剤「ブイブロックエア」の販売を開始したと発表している。エアコンや空気清浄機のフィルターにダチョウ抗体を吹き付けて通常通り動かすことで、ウイルス対策が行えるという。冷房機器を使用した際の飛沫拡大による新型コロナウイルス感染(冷房クラスター)が懸念されるなか、夏を迎えて需要拡大が期待できるとの見方から買いが入っているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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