株価指数先物【昼のコメント】日銀買い入れとETF分配金絡みの売り需要で手掛けづらく

市況
2020年7月10日 12時14分

日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の2万2440円(-0.17%)前後で推移している。米国市場のハイテク株上昇の流れが材料視され、寄り付きは2万2450円とシカゴ先物清算値(2万2385円)を上回って始まった。その後、オプションSQに絡んだ商いが差し引きで買い越しだったこともあり、現物の寄り付き時には2万2540円まで上昇した。しかし、SQの影響から小幅安で寄り付いたファーストリテイリング <9983> だったが、寄り付き後は下方修正が嫌気される形でじりじりと下げ幅を拡大させた影響もあり、前場半ばには2万2380円まで下げている。

SQが買い越しだったことから、SQ値は2万2601.81円だった。日経平均はこれを超えられずにいるため、心理的な上値抵抗として意識されやすい。また、底堅さは意識されているものの、上海指数、ハンセン指数が下げていることも手掛けづらくさせたようだ。とはいえ、日経225先物は25日移動平均線が支持線として意識されており、下値を売り込む流れにはなっていない。

前引けの TOPIXは0.63%の下落だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れが意識されやすい。一方で、ETF分配金支払いのための売り需要の影響も意識されるところである。金額ベースでは売り需要の方が大きいため、大引けにかけては弱含むことになりそうだが、需給イベント通過後を狙った押し目狙いの動きも意識されやすい。また、日経225先物はナイトセッションで2万2260円まで下げる場面もみられたが、2万2400円を挟んでの推移が続くようだと、ショートカバーも意識されてくる。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.