NY為替:ウイルス治療薬への期待で円買い縮小

通貨
2020年7月11日 6時59分

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円65銭まで下落したのち、106円95銭まで反発し、106円92銭で引けた。米6月生産者物価指数は予想を下回ったため、金融緩和策の長期化を意識したドル売りが一時優勢となった。ただ、ウイルス治療薬への期待で株高となったことから、リスク選好の円売りが観測されており、ドル売りは一服した。

ユーロ・ドルは1.1274ドルから1.1325ドルまで上昇して1.1299ドルで引けた。イタリアやフランスの5月鉱工業生産は予想を上回り、ユーロ買いが続いたが、独外務次官が「離脱問題を巡り欧州連合(EU)と英国は最悪のケースに備える必要がある」と悲観的な見方を示すと警戒感からユーロ買いが後退。ユーロ・円は120円44銭から、120円89銭まで上昇。ウイルス治療薬への期待にリスク選好の円売りが強まった。ポンド・ドルは1.2585ドルから1.2664ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9425フランから0.9385フランまで下落した。

《MK》

提供:フィスコ

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