話題株ピックアップ【夕刊】(3):東京衡機、CSランバー、ジェネパ

注目
2020年7月16日 15時17分

■東京衡機 <7719>  382円  +80 円 (+26.5%) ストップ高   本日終値

東京衡機<7719>がストップ高。15日の取引終了後に発表した21年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、売上高22億7000万円(前年同期比68.8%増)、経常利益1億5300万円(同4.7倍)に急拡大しており、これを評価する買いが向かった。手持ちの受注案件の出荷が順調に進んだ主力の試験機事業が業績を牽引した。また、商事事業の収益急増したことも業績高変化の要因となった。量販店向け商品の販売は新型コロナウイルス感染拡大の影響で訪日外国人観光客が激減し大幅に減少したものの、前期から開始した海外向け商品の販売が大きく伸びたという。

■シー・エス・ランバー <7808>  1,500円  +300 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値

プレカット木材の加工販売を手掛けるシー・エス・ランバー<7808>がストップ高。15日の取引終了後に発表した20年5月期の連結経常利益は10億2600万円となり、従来予想の8億7000万円を上回って着地したことが好材料視された。消費税増税前の駆け込み需要や住宅取得支援策などを追い風に、主力のプレカット事業の受注が好調だった。また、不動産賃貸事業では保育所と介護施設向け賃貸施設からの安定した賃料収入を維持したほか、20年4月開所の4つの保育所施設からの礼金収入と賃料収入もあったとしている。併せて発表した21年5月期の同利益予想は前期比1.6%増の10億4200万円と前期に続き過去最高益を更新する見通しとしている。

■ウッドフレンズ <8886>  1,712円  +300 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値

15日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は3.2倍増益、85円増配へ」が好感された。

ウッドフレンズ <8886> [JQ] が7月15日大引け後(15:00)に決算を発表。20年5月期の連結経常利益は前の期比61.1%減の3.1億円に落ち込んだが、従来予想の0.6億円を上回って着地。21年5月期は前期比3.2倍の10億円に急拡大する見通しとなった。6期連続増収になる。

⇒⇒ウッドフレンズの詳しい業績推移表を見る

■ジェネレーションパス <3195>  970円  +150 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

ジェネレーションパス<3195>はストップ高。15日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高(速報値)が、前年同月比77.7%増の14億7600万円と18カ月で前年実績を上回り、単月で過去最高を達成したことが好感された。同社は、家具や生活雑貨、スポーツ用品などを取り扱うインターネット通販サイト「リコメン堂」の運営のほか、ECサポート事業などを手掛ける。

■きずなホールディングス <7086>  1,454円  +196 円 (+15.6%)  本日終値

きずなホールディングス<7086>が急反発。15日の取引終了後、21年5月期連結業績予想を発表しており、売上高84億円(前期比9.4%増)、営業利益6億円(同22.8%増)、純利益3億円(同42.6%増)と大幅な営業増益を見込み、これが好感された。高齢化の進展による死亡数の増加や前期にオープンした7ホールの通年寄与に加えて、家族葬選好の継続や次期計画の新規15ホールの増加分も考慮し、葬儀件数は同14.7%増の9068件を予想。また、新型コロナウイルスの影響で近年の傾向以上に下落している葬儀単価は第3四半期にかけて回復を見込むが、葬儀の小規模化・簡素化の継続で同3.8%減の86万9000円になると予想している。なお、20年5月期決算は、売上高76億7600万円(前の期比6.7%増)、営業利益4億8800万円(同39.9%減)、純利益2億1000万円(同48.2%減)だった。

■プロルート丸光 <8256>  280円  +27 円 (+10.7%)  本日終値

プロルート丸光<8256>が後場急上昇。同社はきょう、アリババグループが運営する天猫国際モールに、カラタスシャンプー海外旗艦店を出店すると発表。同社は中国のSUNWAH Fonwin社との間で、カラタスヒートケアシャンプー・トリートメントの同国市場での独占販売契約を締結しており、天猫国際モールへの出店は同国市場の第1展開。今後、SUNWAH Fonwin社との協力のもと、同モールでのキャンペーンやインフルエンサーを活用したSNSでのプロモーションを行い、毎年11月11日に行われる「独身の日」に向けて売り上げ向上を図るとしている。

■エヌ・ピー・シー <6255>  408円  +29 円 (+7.7%)  本日終値

エヌ・ピー・シー<6255>が大幅高。同社は今週明け13日に発表した20年8月期第3四半期(19年9月~20年5月)の営業利益が前年同期比25%増の3億6900万円と高水準の伸びを示したことで、これを手掛かり材料に投資資金が流入、急動意する展開となったが、その後も目先筋の利益確定売りをこなし切り、更に一段高の展開となり、市場の注目を集めている。太陽電池製造装置を展開し既に米国で需要獲得が進んでいるが、「再生可能エネルギーなどに大型投資を公約するバイデン前副大統領が今秋の大統領選に勝利する可能性が高まってきたことで、同社に追い風が吹くとの読みが働いている」(国内証券アナリスト)という指摘がある。また、世界経済フォーラムは15日、自然環境を最優先する企業経営が広がれば、2030年までに世界で計4億人近い新規雇用を創出できるとの報告書をまとめており、これも同社など再生可能エネルギー関連株を刺激する材料となっているもようだ。

■シノプス <4428>  2,102円  +104 円 (+5.2%)  本日終値

シノプス<4428>が大幅続伸。同社はきょう、クラウド型サービス「sinops-CLOUD」の標準機能として、1時間ごとの在庫数が店頭で把握できる「リアルタイム在庫機能」の提供を始めたことを明らかにしており、導入需要などが期待されているようだ。「sinops-CLOUD」は、流通業向けのさまざまなAI(人工知能)サービスを1カテゴリ・1機能・1店舗から利用でき、必要な機能を必要な時に低価格で利用できる完全クラウドサービス。このほど東急ストア(東京都目黒区)では、「リアルタイム在庫機能」のひとつである「店頭品出し支援システム」を導入し、運用を開始したという。

■北川精機 <6327>  478円  +15 円 (+3.2%)  本日終値

北川精機<6327>は4連騰。15日の取引終了後、20年6月期の連結経常利益を従来予想の3億4000万円(前期比38.6%減)から4億5000万円(同18.8%減)に大幅上方修正しており、これを好材料視する買いが向かった。売上高が計画ラインで推移するなか、大型案件の受注を背景に工場の高稼働率を維持し生産効率が向上したことに加え、継続的に実施している案件ごとの原価管理の徹底も寄与し、採算が大きく改善したことが利益を押し上げた。

●ストップ高銘柄

ダントーHD <5337>  219円  +50 円 (+29.6%) ストップ高   本日終値

不二精機 <6400>  382円  +80 円 (+26.5%) ストップ高   本日終値

ロコンド <3558>  2,159円  +400 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

PR TIMES <3922>  3,780円  +700 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

アーキテクツ <6085>  618円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値

など、12銘柄

●ストップ安銘柄

ヨシムラHD <2884>  971円  -300 円 (-23.6%) ストップ安   本日終値

サイバーステップ <3810>  1,149円  -300 円 (-20.7%) ストップ安   本日終値

イノベーション <3970>  4,285円  -700 円 (-14.0%) ストップ安   本日終値

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値

以上、4銘柄

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