前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2020年7月17日 5時20分

■サーバワクス <4434>  17,000円 (-2,200円、-11.5%)

サーバーワークス <4434> [東証M]が急反落。同社は15日大引け後に決算を発表。21年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比17.4%減の7600万円に減り、通期計画の4億2600万円に対する進捗率は17.8%となり、前年同期の21.9%とほぼ同水準だった。

■三益半導 <8155>  2,273円 (-135円、-5.6%)

三益半導体工業 <8155> が急反落。15日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について未定と発表しており、これが嫌気されたようだ。 新型コロナウイルスの影響を予想することが難しく、合理的な算定が困難であるためとしている。なお、20年5月期の連結決算は売上高920億7500万円(前の期比3.2%減)、営業利益59億3000万円(同5.0%増)で着地した。純利益は38億7400万円(同1.8%増)となり、小幅増ながら過去最高益を更新した。取引先各社の設備投資には慎重な姿勢が見られたが、最先端加工技術の推進と低コスト化の両立、自社開発製品の拡販を積極的に進めるなどして業績の向上に取り組んだ。

■日本国土開発 <1887>  548円 (-31円、-5.4%)

日本国土開発 <1887> が続急落。同社は15日大引け後に決算を発表。20年5月期の連結経常利益は前の期比32.1%減の97.8億円に落ち込み、21年5月期も前期比4.9%減の93億円に減る見通しとなった。3期連続減益になる。

■不二越 <6474>  3,255円 (-175円、-5.1%)

不二越 <6474> が急反落。同社は15日大引け後に決算を発表。20年11月期第2四半期累計(19年12月-20年5月)の連結経常利益は前年同期比75.7%減の16億円に大きく落ち込み、従来予想の52億円を下回って着地。同時に、従来100円を計画していた期末一括配当を未定に変更した。

■ブロンコB <3091>  2,147円 (-106円、-4.7%)

ブロンコビリー <3091> が大幅反落。15日取引終了後、これまで「未定」としていた20年12月期の業績予想を発表し、最終損益は4億5000万円の赤字(前期は15億4400万円の黒字)となる見通しを明らかにした。同社の最終赤字転落は、2007年の株式上場以来、初めて。売上高は170億円(前期比23.8%減)、営業利益は1億円(同95.8%減)を見込んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い4月8日から30日まで関東・関西地区など77店舗の休業を実施したことなどが響く。足もとで来店客数は回復傾向にあるが、今期は大幅な減益となる見通しだ。なお、中間配当はゼロとするが期末配当は10円を予定しており、年間配当は10円(前期比14円減)とする計画だ。

■東エレク <8035>  28,440円 (-745円、-2.6%)

東京エレクトロン <8035> が反落、6月下旬にマドを開けて買われてから前週までほぼ一直線の上昇波動を描いてきたが、目先5日移動平均線に上値を押さえられる形で上値が重くなっている。前日15日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数は上昇したものの、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は小幅ながら反落した。半導体メモリー市況の回復スピードがやや鈍化しており、足もとでは利益確定の動きも散見される。東京市場でも全般はリターンリバーサルの流れにあり、同社株を筆頭に先駆した半導体関連は利食い圧力に押される展開を余儀なくされた。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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