マツオカが4日続伸、ベトナムで感染対策防護服など生産拠点プロジェクトを開始
マツオカコーポレーション<3611>が4日続伸している。午前10時ごろ、ベトナム北部ゲアン省に昨年11月に設立したアンナム工場で、感染対策防護服などの中核生産拠点を整備する新たなプロジェクトを開始すると発表しており、これが好材料視されている。
新型コロナウイルスの感染拡大で国内での需給がひっ迫し、また平時からの備蓄が求められている感染対策防護服などの安定供給を図るのが目的で、新たに工場敷地内に最先端のクリーンルームや、需給の動向に応じて急速な生産拡大要請にも対応可能なIoT生産設備を導入。また、防護服などの受注がない時期については、工場の安定運営を支えるべく、通常の衣料品縫製加工ラインとして活用できるよう設備設計を工夫するとしている。なお、本プロジェクトの開始にあたり、経済産業省が海外製造拠点におけるサプライチェーン強靱化に向けた設備導入を支援する「海外サプライチェーン多元化等支援事業」に採択されたとしている。