話題株ピックアップ【夕刊】(3):エヌジェイ、マイネット、窪田製薬HD

注目
2020年7月20日 15時20分

■エヌジェイ <9421>  1,081円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

エヌジェイホールディングス<9421>がストップ高。同社子会社ゲームスタジオでは、ニンテンドースイッチ向けに「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」を今年3月にリリースしているが、将棋の藤井聡太棋聖が16日に史上最年少でのタイトルを獲得したことで、複数のメディアが同ゲームを取り上げており、人気化を期待した買いが入ったようだ。

■マイネット <3928>  1,282円  +81 円 (+6.7%)  本日終値

マイネット<3928>が続伸。前週末17日の取引終了後、ライブ配信時代におけるコミュニケーションの検証としてマルチプレイゲーム「Repaint(リペイント)」の提供を開始したと発表したことが好感された。同ゲームは、ライブ配信時代に備えて情報収集と分析をはかり、コミュニケーションを活性化するための検証として提供するもの。ゲームを「舞台装置」と位置づけ、ライブ配信に活用されることを前提として、観るだけでなく参加することでコミュニケーションを活性化させることを目的としているという。

■ゲンダイエージェンシー <2411>  270円  +15 円 (+5.9%)  本日終値

ゲンダイエージェンシー<2411>は大幅反発。17日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高10億4600万円(前年同期比63.9%減)、営業損益3億4600万円の赤字(前年同期1億3700万円の黒字)、最終損益3億5500万円の赤字(同4800万円の黒字)と大幅な赤字に転落したが、株価は冴えない展開が続いていただけに、アク抜け感から買いが入ったようだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月から全国のパチンコホールで集客を目的とした広告宣伝が自粛され、それ以降の広告需要が大きく減少したことが響いた。6月に入ると都道府県単位で広告宣伝が段階的に再開されたが、赤字は回避できなかった。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高68億5000万円(前期比38.4%減)、営業損益6億5000万円の赤字(前期4億6000万円の黒字)、最終損益6億5000万円の赤字(同3100万円の黒字)の従来見通しを据え置いている。

■窪田製薬HD <4596>  302円  +14 円 (+4.9%)  本日終値

窪田製薬ホールディングス<4596>が大幅高で3日ぶりに反発している。前週末17日の取引終了後、100%子会社クボタビジョン・インクが開発する遠隔医療眼科網膜モニタリング機器「PBOS」の量産型試作機(初期型)が完成したと発表しており、これが好感された。網膜の中でも視力を司る黄斑部の腫れなどの変性は通常、医療施設で精密な断層像を得られる据置型光干渉断層計を使って検査をする必要があった。今回同社が開発した「PBOS」は、必要最小限の機能に絞ることで超小型化・軽量化し、またネットワーク機能を持たせることで、患者自身が自宅で網膜の状態を検査する遠隔医療の実現を目指したもの。今後は更なる機能改善のため、ソフトウェアの改良を行うとしている。

■ピアラ <7044>  1,536円  +70 円 (+4.8%)  本日終値

ピアラ<7044>が大幅反発。前週末17日の取引終了後、企業向けブロックチェーン事業開発を手掛けるSingulaNet(東京都港区)と資本・業務提携すると発表しており、業容拡大への期待から買いが入った。今回の資本・業務提携は、SingulaNetが持つサービスや技術を活用することで、同社のD2C支援事業の更なる強化を図ることが目的。同社ではこれまでのヘルスケア、ビューティ、食品領域のマーケティング支援に加えて、独自の悩み別データベースを生かした、商品企画プロデュースを行う「BEATMAKER(ビートメーカー)」を手掛けているが、これらに新たにライブ配信やギフティング(投げ銭)、デジタルコンテンツの提供などの仕組みを備えさせることで、商品開発から事業シミュレーション、マーケティング活動、D2Cまでをワンストップで対応することができるようになるとしている。また、資本面ではSingulaNetが実施する第三者割当増資を引き受け、保有割合を1.8%とするという。なお、20年12月期業績への影響は軽微としている。

■マツオカ <3611>  1,871円  +68 円 (+3.8%)  本日終値

マツオカコーポレーション<3611>が4日続伸。午前10時ごろ、ベトナム北部ゲアン省に昨年11月に設立したアンナム工場で、感染対策防護服などの中核生産拠点を整備する新たなプロジェクトを開始すると発表しており、これが好材料視された。新型コロナウイルスの感染拡大で国内での需給がひっ迫し、また平時からの備蓄が求められている感染対策防護服などの安定供給を図るのが目的で、新たに工場敷地内に最先端のクリーンルームや、需給の動向に応じて急速な生産拡大要請にも対応可能なIoT生産設備を導入。また、防護服などの受注がない時期については、工場の安定運営を支えるべく、通常の衣料品縫製加工ラインとして活用できるよう設備設計を工夫するとしている。なお、本プロジェクトの開始にあたり、経済産業省が海外製造拠点におけるサプライチェーン強靱化に向けた設備導入を支援する「海外サプライチェーン多元化等支援事業」に採択されたとしている。

■エフオン <9514>  602円  +21 円 (+3.6%)  本日終値

エフオン<9514>が3日ぶりに反発。前週末17日の取引終了後、09年に撤退した小売電気事業を再開すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。国内外で低酸素社会の実現に向けた取り組みが加速していることを受けて、九州地区で再開するという。なお、同事業再開により21年6月期には3億円程度の売り上げ増を見込むとしている。

■ミナトホールディングス <6862>  359円  +11 円 (+3.2%)  本日終値

ミナトホールディングス<6862>は3日ぶりに反発。前週末17日の取引終了後、グループ会社のサンマックス・テクノロジーズは、これまでBtoB市場でのみ展開してきた自社ブランドのメモリー製品の3ライプ5種類を、コストコホールセールジャパン(川崎市川崎区)の国内店舗で7月下旬から販売を開始することを発表しており、これが好感された。米会員制卸売大手日本法人のコストコホールセールジャパンは、5月現在で全国26カ所に出店している。今回は、サンマックス製品のクオリティーが認められたことから、初の店頭販売が実現したとしている。

■大和コンピューター <3816>  1,656円  +37 円 (+2.3%)  本日終値

大和コンピューター<3816>は4日ぶりに反発。前週末17日の取引終了後、従来18円を予定していた期末一括配当を1円増額して19円にすると発表したことが好感された。なお、前期実績に対しては横ばいとなる。

■玉井商船 <9127>  607円  +4 円 (+0.7%)  本日終値

玉井商船<9127>が続伸。17日の取引終了後、固定資産を譲渡することが確定したと発表しており、これが材料視された。借入金に係る有利子負債縮小のため、品川区北品川に保有する土地と建物を譲渡する契約を結んだという。引き渡し時期は20年8月とし、固定資産の譲渡に伴い、21年3月期第2四半期に売却益約2億7700万円を特別利益に計上する見込みとしている。

●ストップ高銘柄

ウッドフレンズ <8886>  2,612円  +500 円 (+23.7%) ストップ高   本日終値

小田原エンジニアリング <6149>  2,300円  +400 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値

コマースワン <4496>  4,445円  +700 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

GMO-FG <4051>  6,450円  +1,000 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値

イノベーション <3970>  4,920円  +700 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

など、11銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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