株価指数先物【引け後コメント】こう着相場だが、レンジ下限レベルでの底堅さは意識された

市況
2020年7月22日 17時19分

大証9月限

日経225 22750 -90 (-0.39%)

TOPIX 1573.5 -5.0 (-0.31%)

日経225先物は、前日比90円安(-0.39%)の2万2750円で取引を終了。21日の米国市場でハイテク株に利益確定売りが目立った流れを受けて、利食い優勢の展開となった。寄り付きは2万2760円とシカゴ先物清算値(2万2720円)を上回って始まり、現物の寄り付き直後には2万2830円と朝方は底堅く推移。ただし、その後はこう着感の強い相場展開となり、前場は2万2750~2万2800円辺りでのレンジ取引が続いた。

後場半ばにはグローベックスのNYダウ先物が上げ幅を縮める中、一時2万2700円とナイトセッションの安値まで下落する場面もみられた。引けにかけては買い戻しによりやや下げ幅を縮めて2万2750円で取引を終えた。

4連休前とあってさすがに模様眺めムードの強い展開となった。前引け段階で東京エレクトロン <8035> はプラスに転じていたが、後場は再びマイナス圏に沈んだ。また、医薬品セクターへの利食いが目立っており、日経平均の重荷となった。ただし、レンジ下限レベルでの底堅さは意識されていた。

東証1部銘柄の7割が値を下げていることもあり、NT倍率は5日移動平均線を上回っての推移に。米国市場ではマイクロソフトやテスラの決算発表が予定されており、決算を受けた米国市場の反応などが連休明けに大きく影響を与える形になる。

ただし、米国ではテスラ決算などを受けてグロースからバリューへのシフトなどが起こる可能性はあるが、追加経済対策がまとまるまでは、基本的には強含みの展開を意識しておきたい。

日米ともに連休明け後は決算発表が本格化する。寄与度の大きい銘柄の決算反応が指数にも影響を与えることもあり、足元のレンジである2万2700~2万3000円での推移が続きそうだ。

手口面では、日経225先物はゴールドマンが720枚、クレディスイスが430枚程度の売り越し。対してABNアムロが990枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが750枚、シティGが650枚程度の買い越しだった。

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