NY債券:米長期債相場は伸び悩み、米中関係の悪化を警戒

市況
2020年7月23日 6時30分

22日の米国長期債相場は伸び悩み。米中関係の悪化を警戒した安全逃避的な債券買いが観測されたが、米国株高を意識して長期債などの利回り水準は下げ渋った。報道によると、米政府はテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を命じたもようだ。中国外務省の発表によると、7月21日に通告を受けており、3日以内に閉鎖するよう求められた。中国側はこの措置に対して、湖北省武漢市の米国総領事館の閉鎖を検討していると伝えられている。新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒されているが、米中関係の行方も懸念されている。10年債利回りは、一時0.581%近辺まで低下した後、取引終了時点にかけて0.600%近辺まで戻した。

イールドカーブはややフラットニング気配で推移。2年-10年は+45.10bp近辺、2年-30年は+114.60bp近辺で引けた。2年債利回りは0.15%(前日比:+1bp)、10年債利回りは0.600%(同比:0bp)、20年債利回りは、1.07%(前日比:-1bp)、30年債利回りは1.290%(同比:-2bp)で取引を終えた。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.