NY債券:米長期債相場は強含み、雇用情勢の悪化を警戒した買いが入る

市況
2020年7月24日 7時20分

23日の米国長期債相場は強含み。この日発表された週間新規失業保険申請件数は、市場予想に反して増加したことから、雇用情勢の悪化を警戒して安全逃避的な債券買いが優勢となった。7月18日週の新規失業保険申請件数は、141.6万件で市場予想の130万件程度を上回った。新規失業保険申請件数は4月以降、減少が続いていたが、増加に転じたことから、雇用情勢のさらなる改善は当面期待できないとの見方が浮上している。米中関係の悪化も懸念されており、長期債利回りの低下につながった。10年債利回りは、0.595%近辺まで反発した後、0.573%近辺まで低下した。

イールドカーブはややフラットニング気配で推移。2年-10年は+42.90bp近辺、2年-30年は+108.20bp近辺で引けた。2年債利回りは0.15%(前日比:0bp)、10年債利回りは0.580%(同比:-2bp)、20年債利回りは、1.01%(前日比:-6bp)、30年債利回りは1.230%(同比:-6bp)で取引を終えた。

《FA》

提供:フィスコ

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