株価指数先物【昼のコメント】ショートは避けたいが後場半ば辺りからはやや利益確定の流れも意識

市況
2020年7月28日 12時16分

日経225先物は11時30分時点、前日比90円高の2万2780円(+0.39%)前後で推移している。寄り付きは2万2660円とシカゴ先物清算値(2万2665円)にサヤ寄せする形となり、小動きで始まった。ただし、寄り付きを安値にこう着が続く中、前場半ば辺りから強い動きをみせており、一時2万2820円まで上げ幅を広げる場面がみられた。

27日の米国市場ではハイテク株の一角が買われたことが安心感につながったほか、米上院共和党が1兆ドル(約105兆円)規模の経済対策案を公表したと伝わったことが材料視されたとみられる。また、グローベックスのNYダウ先物は85ドルほど上昇して推移しているほか、上海総合やハンセン指数の上昇なども手掛かり材料となったようである。

ソフトバンクグループ<9984>、第一三共<4568>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>、富士フイルム<4901>など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が日経平均をけん引しており、引き続き底堅い相場展開が続きそうである。ただし、NT倍率は先物中心限月で25日移動平均線と5日移動平均線に挟まれての推移が続いているため、トレンドが出にい状況である。どちらかに放れる可能性がある中では、これを見極める必要がありそうだ。

前引けのTOPIXは0.20%の上昇となり、後場は日銀のETF買い入れは入らないだろう。需給面での下支えが意識しづらいなか、ややロングに傾いているとも考えられ、後場半ば辺りからは若干ながら利益確定の流れも意識されやすいところ。短期的なショート戦略は避けた方がよいが、ややNT倍率の低下を意識した日経225先物売り、TOPIX先物買いによるNTショート戦略でのスプレッド狙いにとどめておきたい。

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