今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いは引き続き抑制も

通貨
2020年7月29日 8時24分

28日のドル・円は、東京市場では105円22銭から105円69銭まで反発。欧米市場でドルは105円63銭から104円96銭まで反落し、105円07銭で取引終了。

本日29日のドル・円は、105円を挟んだ水準で推移か。米国経済の先行き不安は消えていないことから、リスク選好的なドル買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。

28日のニューヨーク市場では、リスク回避的な取引がやや活発となった。この日発表された7月CB米消費者信頼感指数は予想に反して6月から低下したことや、与党共和党が発表した追加経済対策法案は好ましい内容ではないとの見方が広がったことが要因。7月消費者信頼感指数は92.6で市場予想の95.0程度や6月実績の98.3を下回った。新型コロナウイルスの感染拡大が消費者信頼感の低下につながったとみられており、市場関係者の間では「経済対策はそれなりに有意義なものだが、ウイルスの感染流行が終息するまでは消費者信頼感の大幅な改善は難しい」との見方が広がっているようだ。

なお、日本時間30日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合結果が判明する。米国経済については慎重な見方が提示される可能性があり、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)などの追加措置が引き続き検討される見込み。米国金利の先安観が台頭した場合、ドルの上値はさらに重くなる可能性がある。

《CS》

提供:フィスコ

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