株価指数先物【引け後コメント】ナイトセッションでレンジ下限捉えショート戦略に

市況
2020年7月30日 17時40分

大証9月限

日経225先物 22320 -20 (-0.08%)

TOPIX先物 1537.5 -8.5 (-0.54%)

日経225先物は、前日比20円安(-0.08%)の2万2320円で取引を終了。連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエルFRB議長会見を手掛かりとした米国市場の反発、時間外でのクアルコム上昇などが材料視され、寄り付きは2万2520円とシカゴ先物清算値(2万2530円)にサヤ寄せして始まった。

しかし、開始直後に付けた2万2530円を高値に上げ幅を縮め、その後は2万2400円前半レベルでのこう着を続け、前引け間際には2万2400円を下回っている。後場に入っても安値圏での推移となり、小幅ながらも下げに転じて取引を終えている。

ナスダックが反発したことやクアルコムの時間外の上昇に対するハイテク株の反応が注目されたが、東京エレクトロン <8035> は結局下げに転じたほか、決算を控えていたアドバンテスト <6857> もマイナス圏でのこう着が続いていた。

また、前引けのTOPIXが0.21%の下落となり、少なからず日銀ETF買い入れへの期待もあったが、既にランチタイムで弱い値動きをみせていたこともあり、下支えへの期待は後退。さらに新型コロナウイルスの新規感染者数が増加するなか、東京都が飲食店などに時間短縮を要請。センチメントが悪化するなかでショート戦略に押された形であろう。 

グローベックスのNYダウ先物は180ドル安程度で推移しており、日経225先物のナイトセッションは日中比110円安の2万2210円で始まり、開始直後には2万2150円まで下げている。これにより節目の2万2000円が意識されやすく、ショート戦略に傾きやすいだろう。まずは米GAFA銘柄の決算反応を見極めたいところであり、利食いが強まるようだと、より下へのバイアスが強まりやすい。

なお、手口面では、日経225先物はABNアムロが900枚、クレディスイスが410枚の売り越し。対して野村が790枚程度の買い越し。TOPIX先物はクレディスイスが1950枚、バークレイズが920枚程度の売り越し。一方でソジェンが2160枚、野村が1370枚程度の買い越しだった。引き続きクレディスイスの売りが目立っており、CTA経由の売り仕掛け的な売買と観測される。

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