今日の為替市場ポイント:米国経済の持続的回復への期待後退でドル買い抑制も

通貨
2020年7月31日 8時19分

30日のドル・円は、東京市場では104円91銭から105円29銭まで反発。欧米市場でドルは105円28銭まで買われた後、104円68銭まで反落し、104円72銭で取引終了。

本日31日のドル・円は、主に104円台で推移か。米国経済の持続的な回復への期待は後退しつつあり、リスク選好的なドル買いがただちに広がる可能性は低いとみられる。

米商務省が30日発表した4-6月期国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率-32.9%と前例のない大幅な落ち込みを記録した。市場予想をわずかに上回っており、大幅なマイナス成長となることはすでに織り込まれていたが、25日までの1週間の新規失業保険申請件数は143.4万件で前週実績を上回っており、雇用情勢の大幅な改善は期待できないことや、米国経済の持続的な回復に対する懐疑的な見方が広がっている。

30日の米国債券市場では長期債などの利回り水準が総じて低下した。追加経済支援策の導入時期は遅れるとの見方が関係しているようだが、7-9月期の米国経済は市場の期待を下回る成長率にとどまる可能性があることも、債券利回りの低下を促しているとみられる。

《CS》

提供:フィスコ

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