デジタルアーツ---1Qは2ケタ増収増益、企業向けおよび公共向け市場が好調に推移

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2020年8月3日 15時16分

デジタルアーツ<2326>は7月31日、2021年3月期第1四半期(20年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.2%増の14.13億円、営業利益が同17.2%増の4.85億円、経常利益が同18.8%増の4.89億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同19.1%増の3.34億円となった。

企業向け市場の売上高は前年同期比16.7%増の8.47億円となった。ハイエンドモデルである「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5について、積極的な販売促進活動を推進した結果、両製品の機能性に対する認知が高まり、新規案件の獲得が進んだ。また、セキュリティ運用の負荷軽減を目的としたクラウドサービスの利用が加速し、「i-FILTER」シリーズのクラウドサービス系製品の売上比率が徐々に高まっており、売上高が増加している。ライセンス販売については、出荷時に売上を一括計上するのに対し、クラウドサービスはサービス提供期間を通じて月額按分で売上計上するため、前受金残高が増加した。加えて、セキュリティコンサルティングサービスを提供している子会社デジタルアーツコンサルティングが新規案件獲得を進め、売上高が増加した。

公共向け市場の売上高は同17.8%増の4.51億円となった。内部情報漏洩対策のみならず、標的型攻撃を含めた高度なセキュリティ対策が可能となる「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5の新規案件獲得が進んだ。また、公共向け市場においてもセキュリティ製品のクラウド化の動きが徐々に進んでおり、「i-FILTER」シリーズのクラウドサービス系製品の新規案件の獲得が進み、前受金残高が増加した。

家庭向け市場の売上高は同18.1%減の1.15億円となった。携帯電話事業者やMVNO事業者等との連携、1つのシリアルIDで複数OSでの利用が可能な「i-フィルターforマルチデバイス」の販売に注力した。拡大する青少年のスマートフォン利用に対して、フィルタリング導入が進んだこと、販売注力製品である「i-フィルターforマルチデバイス」の販売が順調に推移し、ライセンス数が増加しました。一方で、携帯電話事業者に対する販売価格の見直しの影響により、売上高は減少した。

2021年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比32.9%増の75.00億円、営業利益が同52.5%増の35.50億円、経常利益が同52.6%増の35.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同54.0%増の24.50億円とする期初計画を据え置いている。

《EY》

提供:フィスコ

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