<注目銘柄>=チームスピリット、テレワーク導入追い風に逆張り好機
チームスピリット<4397>の1800円台は依然買い場とみたい。同社は勤怠管理などの業務管理用ソフトをクラウドサービスで提供する。米セールスフォース・ドットコムとは資本・業務提携を締結しており、中堅企業を中心に需要開拓が進んでいる。
19年8月期営業利益(単独ベース)は前の期比3.5倍の2億4300万円と急拡大した。20年8月期からは連結決算となるが、2億6000万円予想と実質微増益の見込み。成長鈍化見通しが嫌気されて株価は急落したものの、21年8月期以降は再び高成長路線に戻る公算が大きい。新型コロナウイルス感染症を契機に、企業のテレワーク導入の動きは中期的にも加速することが予想され、同社の収益環境に強い追い風となる可能性は高い。
また、短期的にも株式需給面からリバウンド妙味が意識される。外資系経由で貸株調達による空売りなどが観測され直近の急落を助長したとみられるが、売り一巡となればその買い戻しによって株価に浮揚力が働くことが予想される。(桂)