アルヒが一時19%高、20万株を上限とする自社株買いを実施へ
アルヒ<7198>は続伸し、一時前日比19.3%高の1730円に買われた。3日の取引終了後、20万株(発行済み株式数の0.57%)、または3億円を上限とする自社株買いを発表しており、これが材料視されている。取得期間は8月6日から31日までで、株主還元の一環として取得を行うという。
同時に、未定としていた21年3月期連結業績予想で、営業収益は266億円(前期比1.5%増)と増収を見込んでいることも好感されている。新型コロナウイルス感染拡大の影響を一時的に受けたものの、第1四半期は前年を超える融資実行業務収益となった。今後も商品の拡充や経営資源を十分に活用した営業活動を行うことで融資実行業務収益が堅調に推移する見通し。一方で、利益面では前年度における人員増加やテクノロジー活用のための投資などの費用を増やしていくことから、純利益は45億4000万円(同8.7%減)を見込んでいる。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、営業収益64億8400万円(前年同期比1.9%増)、純利益13億7200万円(同8.8%減)だった。