東邦化がマイナスに転じる、21年3月期業績予想を下方修正
東邦化学工業<4409>がマイナスに転じている。午後2時ごろ、21年3月期の連結業績予想について、売上高を405億円から395億円(前期比6.3%増)へ、営業利益を19億5000万円から12億円(同40.2%減)へ、純利益を11億円から5億5000万円(同60.1%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
電子情報産業用の微細加工用樹脂は好調を持続する見通しであるものの、第1四半期に新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、売上高が大幅に落ち込んだことが要因。また、同じく第1四半期に原材料価格急落の影響が期初の想定を超え、多額の評価損が発生したことなども考慮したという。
なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高91億900万円(前年同期比10.6%減)、営業損益1億5000万円の赤字(前年同期3億8200万円の黒字)、最終損益2億7700万円の赤字(同2億3200万円の黒字)だった。