今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でリスク選好的なドル買い抑制も

通貨
2020年8月5日 8時54分

4日のドル・円は、東京市場では106円19銭から105円84銭まで下落。欧米市場でドルは106円20銭まで買われた後に105円64銭まで反落し、105円72銭で取引終了。

本日5日のドル・円は、主に105円台後半で推移か。米長期金利の低下を受けて、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。

5日に発表される7月米ADP雇用統計は、前月比+120万人程度(民間部門雇用者数)と予想されているが、増加幅は6月実績の236.9万人を大幅に下回る見込み。ADP雇用統計によると、民間部門の雇用者数は3月と4月の2カ月間で約1971万人減少している。5-7月期の3カ月で660万人程度の雇用回復が見込まれているが、それでも失われた雇用の3分の1にとどまる。

市場関係者の間からは、「7-9月期の雇用情勢は4-6月期との比較で多少の改善が予想されるものの、急速な雇用回復は期待できない」との声が聞かれている。本日発表される7月ADP雇用統計は7日に発表される7月米雇用統計の参考データになるとみられており、雇用者数の増加が市場予想を下回った場合、7月米雇用統計がさえない数字になるとの思惑が広がり、ドル売り材料になる可能性がある。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.