フジミインコは3連騰で上場来高値、上期経常予想は23%増で10円増配へ
フジミインコーポレーテッド<5384>が3連騰。株価は前日比7.7%高の4035円まで上値を伸ばし、上場来高値を更新している。4日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高104億3500万円(前年同期比15.4%増)、経常利益22億8300万円(同62.6%増)に拡大しており、これが好材料視されている。
データセンターやパソコン向けなど半導体需要が拡大するなか、最先端半導体デバイス向けCMP(化学的機械的研磨)用研磨材やシリコンウエハー向け研磨材の販売が大きく伸びた。また、製品構成の良化で採算が向上したことも利益を押し上げた。併せて、未定としていた上期(4~9月)業績予想は、売上高200億円(前年同期比5.9%増)、経常利益36億5000万円(同22.7%増)に伸びる見通しとし、上期配当は50円(前年同期は40円)実施する方針を示した。