株価指数先物【引け後コメント】リバランスの持続性を見極めつつ、NTショートのポジションを意識

市況
2020年8月5日 17時35分

大証9月限

日経225先物 22510 -80 (-0.35%)

TOPIX先物 1555.5 -0.5 (-0.04%)

日経225先物は、前日比80円安(-0.35%)の2万2510円で取引を終了。利食い先行の流れとなり、寄り付きは2万2460円とシカゴ先物清算値(2万2500円)を下回って始まった。現物の寄り付き後はじりじりと下落、前場半ばには2万2340円まで下げ幅を広げている。ただし、直近2日間での大幅上昇に対する一服との見方が大勢であり、一段と下値を売り込む流れとはならず、5日移動平均線が支持線として意識された。

前引けのTOPIXが0.58%の下落となり、後場は日銀のETF買い入れが意識される中、ランチタイムでの下げ渋りから現物の後場寄り付き直後に2万2530円まで回復。しかし、その後は25日移動平均線を挟んでこう着が続き、2万2510円で取引を終えた。

決算が評価されたソニー <6758> が下げに転じたほか、来週11日に決算発表が予定されているソフトバンクグループ <9984> が弱含む一方で、原油価格の上昇を背景に資源株へのシフトがみられる。結果的には昨日同様、日経225先物売り、TOPIX先物買いといったNTショートの流れとなった。NT倍率は先物中心限月で続落となり、14.47と5営業日ぶりに14.50を下回っている。リバランスの持続性は見極めが必要であろうが、ひとまず25日移動平均線が位置する14.42辺りまでの低下は意識しておきたい。また、ソフトバンクグループは決算前で自社株買いを止めている可能性があるため、日経平均型の上値の重さが意識される可能性も意識しておく必要がありそうだ。

なお、手口面では、日経225先物はANBアムロが560枚、野村が550程度の売り越しに対して、クレディスイスが500枚、ドイツが460枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1550枚、BNPパリバが1070枚、ゴールドマンが1040枚程度の売り越し。一方で野村が3950枚、大和が2030枚程度の買い越しだった。野村、大和は日銀のETF買い入れに絡んだ売買のようである。

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