株価指数先物【寄り前コメント】日本株においてはややアンダーウエイトが意識される

市況
2020年8月6日 7時52分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 22460 -50 (-0.22%)

TOPIX先物 1549.5 -6.0 (-0.38%)

CME先物 22470 -40

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

5日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックが上昇。ナスダックは連日で最高値を更新し、一時1万1000ポイントに乗せる場面がみられた。ノババックスの新型コロナウイルスのワクチン候補が初期段階の臨床試験で有望な兆しを示したことや追加景気対策での合意に向けた協議が進展しているとの観測が材料視された。また、7月のISM非製造業総合景況指数は、2019年2月以来の高水準となったが、一方で7月のADP民間雇用者数は16万7000人の増加となり、100万人を超えるとみられていた予想は下回っている。

シカゴ先物清算値は大阪比40円安の2万2470円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比50円高の2万2560円で始まり、一時2万2620円まで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、米国市場開始前には2万2500円処まで調整し、その後は2万2500円~2万2580円辺りで保ち合い、引けにかけては急速に弱含み、2万2460円で終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好からこう着感の強い相場展開となり、引き続き25日移動平均線を挟んでの推移となりそうだ。また、利食い先行で始まることが予想される。ナスダックは連日で最高値を更新し、一時1万1000ポイントに乗せる場面がみられたが、ハイテク株は高安まちまちの展開であり、目先的なピークとなるかを見極めたいところ。米国では追加景気対策がまとまるまでは強含みの展開が意識されやすいが、米国市場の上昇を受けた日経225先物の反応を見る限り、日本株においてはややアンダーウエイトが意識される。

また、ADP民間雇用者数の減速によって週末に予定されている米雇用統計を警戒する動きも高まりやすく、上値を買い上がる流れは期待しづらいところ。そのため、ややショートに傾きやすいだろう。金相場や原油相場の上昇が続いており、CTA経由の仕掛け的な商いも膨らんでくる可能性がある。ショートを避けるとしても、リバランス中心の商いになりやすく、引き続き、ややTOPIXに比重をおいたポジション取りを意識しておきたい。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.