レーザーテックは反落、21年6月期見通しは増収増益も受注高の鈍さを嫌気
レーザーテック<6920>は反落している。5日の取引終了後、21年6月期通期の連結業績予想について、売上高570億円(前期比33.9%増)、営業利益170億円(同12.9%増)、純利益125億円(同15.5%増)と増収増益見通しを発表した。一方、受注高は0.2%減の800億円としており、これまで高い成長期待を背景に株価を上昇させてきただけに、目先利益確定売り圧力が表面化した。
なお、会社側では新型コロナウイルスの感染拡大や米中貿易摩擦リスクなどの不安定要素はあるものの、引き続き半導体業界で次世代のEUVリソグラフィを含めた先端ライン向けの設備投資が継続すると見込んでいる。
同時に発表した20年6月期通期の連結決算は、売上高425億7200万円(前の期比48.0%増)、営業利益150億6200万円(同89.7%増)、純利益108億2300万円(同82.4%増)だった。