シャープは一時13%高、未定としていた21年3月期の純利益2.4倍増見通し
シャープ<6753>は4日続伸、一時13.1%高の1280円に買われた。5日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想について、売上高2兆3500億円(前期比3.5%増)、営業利益820億円(同55.4%増)、純利益500億円(同2.4倍)と発表しており、これが好感されている。
同社では、新型コロナウイルスの収束時期を見極めることは依然として困難だが、同社グループのサプライチェーンは概ね正常化してきており、販売面での制約がなくなれば本業は回復していくと見込んでいるという。なお、今期の配当予想は引き続き未定としている。
なお、同時に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高5172億9000万円(前年同期比0.4%増)、営業利益90億8300万円(同37.8%減)、純利益79億5000万円(同36.6%減)だった。