米国株見通し:上げ渋りか、強気ムード継続も雇用の悪化に警戒

市況
2020年8月6日 15時40分

(15時20分現在)

S&P500先物      3,320.62(+4.62)

ナスダック100先物  11,096.12 (+4.37)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏を維持しており、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

5日の取引で主要3指数は続伸。ダウは373ドル高となり、27000ドル台を回復した。また、ハイテク株買いが続くなか、ナスダックは連日の高値更新。この日は新型コロナウイルスのワクチン開発に期待が高まり、幅広い銘柄に買いを集めた。また、トランプ政権による追加経済対策に関し、週内に与野党の協議が合意に達するとの観測が広がったことも買いを強めた。一方、ISM非製造業景況感は予想外に堅調な内容となり、先行きを懸念した売りは短期的に後退。

今晩は上げ渋る展開を予想したい。トランプ政権の追加支援策は週内の与野党合意が期待され、引き続き株式市場の強気ムードを後押しする。資源高を背景にエネルギー関連セクターへの買いも見込まれ、指数を押し上げる見通し。ただ、明日の雇用統計発表を前に、労働市場の収縮が意識されやすい。今晩の新規失業保険申請件数は前回から改善が予想されるものの、7月半ば以降は市場予想を上回る形で上昇。また、ISM景況指数の雇用指数悪化も想起され、買いを抑える要因となろう。

《TY》

提供:フィスコ

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