ジオスターが急反騰、大型物件の検収前倒し寄与し上期業績予想を上方修正
ジオスター<5282>が急反騰している。6日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を136億円から151億円(前年同期比12.5%増)へ、営業利益を1億円から4億5000万円(同52.9%減)へ、純利益を5000万円から3億円(同62.2%増)へ上方修正したことが好感されている。
大型物件の前倒し検収があったことに加えて、徹底したコスト削減に取り組んだことが寄与したという。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高308億円(前期比10.7%増)、営業利益8億円(同43.0%減)、純利益5億円(同5.4%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に第1四半期(4~6月)決算を発表し、売上高60億6200万円(前年同期比18.1%減)、営業損益3700万円の赤字(前年同期7億6500万円の黒字)、最終損益4500万円の赤字(同1億3200万円の黒字)だった。リニア中央新幹線の第一首都圏トンネル(北品川工区)で使用するRCセグメントを前期に受注し、19年7月に生産を開始したことなどが寄与した。