福山運が急騰、配送ルート見直し寄与し21年3月期業績予想を上方修正
福山通運<9075>が急騰している。6日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を2785億円から2805億円(前期比4.3%減)へ、営業利益を127億円から170億円(同17.2%減)へ、純利益を85億円から122億円(同5.6%減)へ上方修正したことが好感されている。
今期は従来、上期は新型コロナウイルス感染症拡大により輸送量が減少し、非常に厳しい事業環境を想定する一方、下期から影響が軽減される前提だった。ただ、上期において貨物輸送量が減少するなかでの配送ルートの見直しなどの業務改革により、費用を抑制できる見込みとなったことが寄与する見通しだ。
なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高688億3200万円(前年同期比4.4%減)、営業利益49億3600万円(同5.3%減)、純利益36億7800万円(同17.9%増)だった。