KLabが急騰、「ジョジョの奇妙な冒険」の中国配信権を取得
KLab<3656>が急騰している。6日の取引終了後、「ジョジョの奇妙な冒険」アニメーションシリーズの中国大陸および台湾、香港、マカオ地域におけるモバイルオンラインゲーム配信権を取得したと発表しており、これが好感されている。
同タイトルは、中国の盛趣遊戯(せいしゅゆうぎ)と提携し提供するもので、簡体字版と繁体字版を開発及び配信するという。なお、中国大陸向け「ジョジョの奇妙な冒険」アニメーションシリーズのモバイルオンラインゲームは、同作が初となるという。
また、中国のオンラインゲーム会社である崑崙と共同開発したスマートフォン向け3DアクションMMORPG「BLEACH Soul Rising」の年内サービス開始予定と、6日から事前登録キャンペーンを開催すると発表したことも好材料視されている。
同時に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算は、売上高159億4800万円(前年同期比7.7%増)、営業利益7億5300万円(同42.2%減)だった。「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」(スクスタ)の寄与や「キャプテン翼」の周年キャンペーンが好調に推移し売上高は増加したが、支払手数料などが増加した。
なお、20年12月期通期業績予想は、売上高を従来予想の350億~400億円から330億~360億円(前期比6.1~15.7%増)へ下方修正し、営業利益は10億~30億円(同40.3%減~79.3%増)の従来予想を据え置いた。