日経平均は3日続落、連休前の売りやアジア株安で/相場概況

市況
2020年8月7日 15時46分

日経平均は3日続落。6日の米国市場ではNYダウが185ドル高と5日続伸し、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新した。本日の日経平均も15円高と小高くスタートしたが、寄り付き直後にはマイナスへ転じ、下げ幅を広げる展開となった。3連休を前に手仕舞い売りが出たうえ、積極的な買いは手控えられた。また、米中対立への懸念から中国・上海株や香港株も軟調で、日経平均は後場の寄り付き後に一時22204.61円(前日比213.54円安)まで下落。ただ、その後は売りが一服し、引けにかけてやや下げ渋った。

大引けの日経平均は前日比88.21円安の22329.94円となった。東証1部の売買高は11億8938万株、売買代金は2兆2781億円だった。業種別では、非鉄金属、金属製品、化学が下落率上位だった。一方、空運業、鉱業、その他製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は42%となった。

個別では、資生堂<4911>やSUMCO<3436>、古河電工<5801>などが決算を嫌気して急落。レーザーテック<6920>が10%を超える下落となったが、競合参入の可能性を警戒した売りが広がったようだ。アドバンテス<6857>など他の半導体関連株も軟調ぶりが目立った。また、日ユニシス<8056>はシステムサービスの受注減がネガティブ視され、レオン自機<6272>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、市場予想を上回る大幅増益決算となった任天堂<7974>が売買代金トップで2%超の上昇。スクエニHD<9684>や島津製<7701>も決算が好感されて急伸し、Jリース<7187>などはストップ高水準で取引を終えた。その他ではトヨタ自<7203>やソニー<6758>が堅調で、一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたディーエヌエー<2432>は10%を超える上昇となった。

《HK》

提供:フィスコ

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